コミュニケーション:理解と共感の探求

コミュニケーションについては過去の記事でも散々書いていますが、葬ってしまったので、また少し書き足していきます。とういう前置きはともかく、コミュニケーションについては書籍も沢山あります。また先生と呼ばれるような人たちも大勢いらっしゃいます。なので自分がもっともしっくりくる内容が見つかればそれを大切にすることをお勧めします。

というのも、人によって言葉の定義が曖昧ですし、日本語を使っていてもなんだか違う言語体系のようになり、スッキリとしないことも多いからです。

コミュニケーションについて書こうとすると本題に入る前の条件設定が実は大切なので大雑把ですが理解のズレを承知していますということをまずお伝えしておきます。

コミュニケーションの目的は何か?

他愛もないおしゃべりならその場で言語が消費されていくだけですが、仕事上や重要な会話はその後にも影響します。今回は仕事や重要な会話を主に扱います。

コミュニケーションの目的は「お互いの理解が一致している状況を作ること」、これは必ずしもあなたの伝えたい内容が相手に受け取られる(受け入れられる)ということではありません。人には根底に独自の価値観や信念体系があり十人十色です。当然共感されないこともありますし、受け入れてもらえないことも多いでしょう。

だからこそのコミュニケーションなのです。「お互いの理解が一致している状況を作ること」を別の表現を使えば「お互いわかりあえる」が近いです。ちなみに何かを「伝える」とか「納得」してもらうというのは「理解」の次のステップなのです。

違いを理解する

わかり合うための前提は「違い」があるということを認識しておくことです。この前提があるからこそ違いを発見できます。良好な関係を作りたい、あるいは気分良く会話を進めたい時は「違いを認めること」「その違いを尊重すること」が大切です。自分の意見や価値観を否定されるのは誰にとっても気分が良くないはずです。

知っている範囲が違う

知っている範囲が違うことで会話が成立しない時があります。あなたの経験や知識と相手の経験や知識はそもそも違っているのですから調整が必要になります。ココを外してしまうと多分不毛なコミュニケーションになってしまいます。

効果的なコミュニケーション

十分にわかりあえたなら、次のステップ「伝える」「納得してもらう」事が可能になります。

  • 伝えると伝わるの違い
  • 説得と納得の違い

なんとなくわかりますね。誰しも説得されたいわけではなく「自分なりに納得したい」のです。強制力がある場合はコミュニケーションとは言いません。指示、命令と言います。

効果的なコミュニケーションはあなたの伝えたい内容より相手の聴きたいを優先することです。これには理性的(論理的)な要素と感情的(情緒的)な要素があります。この両面で相手が聴きたい思ってもらえるかどうかになります。特に感情的な要素は共感には不可欠です。

「正論・正義は振りかざせば暴力に成る」

正論は正しいがゆえにとても厳しい攻めになります。大上段に正論を振りかざせば相手は渋々ながらも「そうだな」と説得されます。そして実際のコミュニケーションでは「相手に寄り添う」必要があります。あなたが「自分の伝えたい」より「相手の聴きたい」を優先していれば自動的に寄り添えます。

人は何かを伝えようとする時「なんと言ったらよいのか」「どう言えば伝わるか」を考えます。自分の伝えたいが優先されている状態です。

相手の聴きたいを優先しているなら「何が聴きたいのかな?」「どんな風に聴きたいのかな?」となります。

相手の聴きたいを確認するのは「素直な質問をする」「正直に尋ねる」これだけで十分です。

今回はここまでにします。さて、今日は誰とどんなコミュニケーションをとりますか?

ではでは、Enjoy your life !!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA