a)「無能な味方よりも有能な敵のほうが役にたつ」(マキャヴェリ)
b)「真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である」(ナポレオン)
c)「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない」(ゲーテ)
有名な格言ですが、a), b)は似ていますね。解説の必要すらありませんが、有能な敵=ライバルと言えばイメージしやすいかな?お互い高めあえますからね!で、b)の無能な味方を恐れるべきなのは活動的な馬鹿だからからです。
第一次世界大戦後、ドイツ陸軍を再建した、ハンス・フォン・ゼークトは、軍人を4種類に分けた。
1.有能な怠け者。
2.有能な働き者。
3.無能な怠け者。
4.無能な働き者。
そして、4.無能な働き者。これは処刑するしかないと。理由は働き者ではあるが、無能であるために間違いに気づかず進んで活動し、問題を引き起こすからである。
組織には必ず、4.無能な働き者が存在します。一生懸命、間違ったことをして、さらに事態を悪化させている人です。本人は、「よかれ」と思ってやっているので質が悪い。もしリーダーがこの手の人ならば、その人の行動を止められない。本人は良かれと思っているし、周囲はパワーバランス上口出しできない。自己保身するイエスマンが集まる組織になるでしょう。せめて3.無能な怠け者ならば事態を悪化させることはないのですが…。
で最も大きな痛手は 1.有能な怠け者。2.有能な働き者がその組織から去ってしまうか、またはやる気をなくして無能化(無力化)してしまうことです。
リーダーにとっては、「組織にとって何が正しいか」だけです。この一点のみに焦点を合わせ続ける「真摯さ」こそがリーダーの資質として唯一必須な姿勢です。
とまぁ何となく偉そうなことを書いてみましたが、私自身、4.無能な働き者に成り下がってないか?いやいや、その前に働き者か?自分を客観的に評価するのは困難ですね(^^;)、真摯さのほかに謙虚さも必須だと思う今日この頃…。
難しいことはおいといて、とりあえず、今日も楽しみます(爆)
ではでは、Enjoy your life !!