人件費はコストでしょうか?教えるとは希望を語ること。学ぶとは誠実を胸に刻むこと。

人件費は会計上はコストである事は間違いありません。だから、「安い労働力」を求めて益出しするのは合理性があります。しかしながら、仕入原価や設備と同様に扱うのはいかがなものでしょうか?「人の価値」は単純に数字に置き換える事はできません。

人材育成は企業の中心テーマ

設備や原材料は「手元にきたその日から劣化し始めます」それに比べると、人材は「入社したその日から無限の可能性に向けて成長が始まります」この大きな違いこそが、「人の価値」なのです。残念ながらどれだけ人を安く使おうかと考えている経営者もいるようです。企業として、継続的・優先的に取り組むべきテーマにあるにもかかわらずです。やがて大きな戦力となり、自社の柱になるような人材を育てる教育制度や環境を体制として整えておく事がどれほど重要か今一度理解しておく必要があると思われます。

仕組みを機能させるのは人

故松下幸之助さんが「おたくは何を作っている会社ですか?」と問われた時に「人材です」と即答したのは流石です。企業は人なり。どれほどの素晴らしい設備や商品があったとしても、「会社を機能させるのは人」この事を肝に銘じておくべきでしょう。コンサルタントとして、会社の仕組み作りをお手伝いします。しかし、それは「仕組みを機能させる人が居て初めて役に立つ」のです。仕組み(システム)はあくまでも「人の手間」を減らし、生産性を高めるためにあるだけです。無限の可能性を秘めている「人の能力」に期待する「プラスのエネルギーを充満」させておきたいものです。

人件費はコストではなく「価値」そのもの

自社で役に立つ人材育成にとどまらず、大所高所から見て、「社会に役立つ人材育成」が必須です。社会は人で成り立っているとすれば、「良いも悪いも、人の行いが社会を作っています」残念ながら学校教育では十分とは言えません。社会人として共に学び続ける機会が「会社という教育機関」なのだと考えましょう。特に経営者は「わが子に接するがごとく教育・指導する責務がある」と考えましょう。同時に従業員の方は「素直に学び、成長しましょう」

教えるとは希望を語ること。学ぶとは誠実を胸に刻むこと。by ルイ・アラゴン

決して、企業利益のために教育するのではなく、「人の価値」を高めるために「双方の価値を高める」ために共に成長する関係を永続させたいものです。目の前の人は誰かの子であり、誰かの親であるのです、もちろん、友人も知人もいる事でしょう。「あなたと接して、そして誰かに接して、更に誰かが良い影響を受け取ってくれれば素晴らしい社会になる事でしょう」

あなたが、目の前の誰かに「何か良い影響を与える事が出来るとすればそれはいったい何でしょう?」

もし何も無ければ「笑顔」かもしれません。それでも素晴らしい事ですね!!

ではでは、

Enjoy your life !!

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