マーケテイングは経営活動そのものである

誰にお会いしても震災関連の話題が多い。このブログも震災関連の記事が多くなってるので、今日は本業っぽい記事を少々書いておきます。それも結構大ネタです。

マーケティングはそのまま経営用語として「和訳」されずに使われてます。「なぜ?」という疑問を抱いた事はありませんか?日本語には適切な言葉が見当たらないからでしょう。私は「経営活動」と訳します。つまり、マーケテイングは経営活動の全体を示すといって良いと考えています。だから、経営の中心に据え、諸施策を考えます。下記はアメリカマーケティング協会の定義です(2007年に改訂されています)

Definition of Marketing – American Marketing Association

Marketing:

Marketing is the activity, set of institutions, and processes for creating, communicating, delivering, and exchanging offerings that have value for customers, clients, partners, and society at large. (Approved October 2007)

「マーケティングとは、顧客、得意先、取引先、そして広義では社会に対して、価値を提供するため、創造、コミュニケーション、配置(配送)、する機関を設置し実行する活動の総体である。」:上手く訳せない(^^ゞ

こちらの記事に2005年の定義を書いています(英文はありません)。記事にも書いてますが、定義を覚える事よりも「実行」する方が重要です。

尊敬するP・F ドラッカー

販売とマーケテイングは逆である。同じ意味ではない事はもちろん、補いあう部分さえない。マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。(マネジメント – 基本と原則 [エッセンシャル版]

と言い切ります。もちろん”理想”であって直ちに実現できる企業は少ないでしょう。また実現できたとしても、維持するのは困難かも?経営環境は常に変化します。企業は環境適応しなければなりません。つまり、永遠に追求して行かねばならないテーマです。だからこそ、経営活動そのものであり、中心に据えておかねばなりません。

マーケテイング部門のような専門組織を持つことではなく、経営の全活動が「マーケテイング」しなければならないのです。

「ヒト・モノ・カネ・情報」が顧客の創造に向けて、セットアップされているかどうか、今一度確認することも悪くはないでしょう。

写真はもみじです。桜が見頃のこの時期に既に秋の紅葉の準備を始めています。誰の目に止まることなく日々着々と「その日」に向けて準備する自然のメカニズムには驚嘆します。

今年は気温が低いせいか少し遅れていますね。

ではでは、

Enjoy your life!!

2010年4月29日のもみじ

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA