リーダーシップ:「変化の仕方」を変化させる

無意識にあるいは自然に変化するのは「後になって気がつく」だけであり、主体性がありません。これは「変化の仕方」そのものを見失っているので論外です。あなたがリーダーなら、あるいは、リーダーとしての自覚があるなら「無意識でいられるはずがない」でしょう。常に変化すべく気配りをしているはずです。昨今のごとく変化が大きい時代には「ボケッとしてても」気がつくので楽かも知れません(笑)しかし、多数の人が気づくのは「事後」です。

真のリーダーは多くの人が見逃す些細な兆しをキャッチし変化を起こす必要があります。

「組織は目的達成の手段である」

企業や国家といった組織運営は特定の目的を達成するために「組織化」されています。過去十分に対応できた組織や規則はいずれ老朽化し通用しなくなるのは当たり前です。なので、過去のルールや手順でしか物事を考えられない人はお馬鹿です。また「結果を想定できる程度の手法」は変化させているとは言い難いでしょう。今、リーダーに求められているのは「変化そのものを変化させる」ではないでしょうか?

国家的課題解決、会社経営、個人にいたるまで「主体的に関わる」なら、全く違うアプローチで課題解決を試みる必要があるかもしれません。当然、「既存のパラダイムでは解決策は皆無だ」と設定して考察しなければなりません。自分のパラダイム、一般的なパラダイムでは解決できないはずだという前提です。

ではどのようにすれば良いのでしょう?「誰かのパラダイム、一般的ではないパラダイム」を活用すればよいのでは?

  • 「有識者」の代わりに「グーグルのスタッフ」に考えてもらう。
  • 「教育者」の代わりに「プロスポーツ選手」に考えてもらう。
  • 「経営者」の代わりに「芸術家」に考えてもらう。

※グーグルのスタッフ、プロスポーツ選手、芸術家はシンボリックな表現だと思って下さい。特に意味はありません。次のように置き換えても構いません。「有識者の代わりに犬に考えてもらう」「教育者の代わりに猫に考えてもらう」「経営者の代わりに鳥に考えてもらう」これの方が良かったですか?同じことです(爆)

もし、これが現実的でないと言うなら、「素人」の彼/彼女ならどう対応するか?と問いかけるのもよいでしょう。「玄人はだし」ってやつです。あるいは専門家だからこそ見落とすポイントを見つける人が居ます。岡目八目ですね。

「既存のパラダイム」からは「変化の仕方」を変化させるのは不可能でしょう。

その前に大切なのは「些細な兆しをキャッチし主体的に関わる」事です。それが真のリーダーでしょう!

かなりの権威者といわれる人であったとしても「良く言えば評論家」普通に言えば「野次馬」でしかありません。

いつも理屈は後からついてくるのです。結果論をカッコよく述べるのは学者に任せればよいのです。

現実の社会において必要なのはリーダーです。

リーダーは決断できるからこそリーダーです。「理屈が必要ではありません」「合理的であるはずがありません、非合理なのです」必要なのはただ一つ「実行する行動力」です。

現在「リーダー」のあなたが「真のリーダー」たるかどうか?

居酒屋でアニメ談義をしていいる時に突然「総理大臣になって下さい」と言われて、即答でOKと答えることが必要です。あなたが通勤途中で「とある企業の社長をやって下さい」と言われて即答でOKと答えられる必要があります。勿論無条件にです。一瞬でも躊躇するなら残念ながら真のリーダーではありません。これを精神論と捉えるのではなく、実務的に処理できるためには何事に対しても「無関心」でいることはできないでしょう。あなたも社会の一員なのだから・・・・



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