タイトルは経営者やコンサルタントなら当たり前すぎる事柄です。問題発見能力と問題解決能力は一対になっているので、「問題視」した人が「問題解決」をするのは当然ですが、実はここにかなりの偏りがあるので要注意です。
全体を俯瞰できる能力のある人しか真の問題は発見できない。真の問題とは、発展成長にの向けて「解決しなければならない課題」と定義しておきましょう。
さて、例えば事業拡大に向けて、同じ会社でも、
- 「人材不足だという人」
- 「やる気が足りない」
- 「商品力が弱いという人」
- 「品ぞろえが悪いという人」
- 「営業力が弱いという人」
- 「システム化が遅れているという人」
- 「人事評価制度が未整備だという人」
- …。
人材育成や人事畑の人なら、1,2,7あたりに問題発見し、解決を図ろうとすることでしょう。営業畑の人なら、2,5,6あたりを中心に考え何か施策を打ち出したくなるはず。要するに、自分が対処できることでしか問題を発見できないという事です。
実際の経営はもう少し複雑ですしこんなシンプルではありません。限られた予算や期限もありますから諸条件を考慮しベストな解決策を模索するはずです。(*自社だけでは解決できない経営環境の変化には適応するしかありません。「環境適応業」であることはすべての企業に共通しています)
ここで、最も大切なのは「各自の思い込み」で問題発見と問題解決が一対になっていることです。実際「やらない選択」がベストだという事もあるのです。思い込みが「勘違いなら悲惨な結果」になることでしょう。結果がすぐに出るならば傷は浅いかもしれませんが、長期に渡り愚策を繰り返していたら手遅れになります。
経営は、行きつくところ「顧客の創造」これ以外にありません。その為に経営のリソースを最大限に活かす施策が必要なわけです。売り上げが落ちているなら、必ず中心テーマに「顧客の創造」が起きる仕組み作りに注力する必要があります。
ではでは、Enjoy your life !!
まず、問いを「問え」、そうでないと
「間違った正解」を手にすることになる。
“問題は解決できる人だけが発見する。” への1件のフィードバック