インフレになる根拠が多すぎる件

昨日の記事「2011日本、夏の特需」とは違った観点で「若干ネガティブな想定」をしてみます。元来が超ポジティブな私ですからあまり書きたくはありませんが、あまりに馬鹿げた事ばかり書いていると本当の馬鹿になりそうなので、少しだけ書いておきます。

まず、このツイート

この期に及んで、原発は安全とか言ってる人はクレイジーだな。友達にはなりたくない。だからといって、今うろたえるほど愚かではないですよ。今日の出来事と将来の起こりうる危険を区別して対応しなきゃね。Fri Mar 25 14:47:20 via web

ここで原発問題はさておき、「今起きてる出来事の対応」と「将来のビジョン設計」は別に考える事を提案しておきます。これを一緒にしてしまうと、現在の良し悪しの判定しか出来ない批判めいたそこらのオッサンになってしまうので。まず、現在起きて出来事にはキチンと対処せねばなりません。これはもう過去に戻って「あの時こう言ったとか」「だから・・・」といっても現状は何も変わらないからです。誰しも社会の一員として生きているのですからね。そうでないと池田氏のような記事ができて、内田氏の主張が消し込まれしまうのです。

内田氏の記事もほぼ読んでいるのでとても面白い。理想としては内田氏に一票だが現実的には池田氏に社会はなびくだろう。経済優先社会だからね。RT @ikedanob: 池田信夫 blog : エコ幻想の終わり – ライブドアブログ http://bit.ly/dNwY82Sun Mar 27 01:30:50 via web

とまぁ、大前提として大きく将来を見据えたビジョンは本記事では横に置いとくとして、近い将来のことを考えてみましょう。

必要なのに物がなかったらどうですか? インフレです。誰でも欲しければ買いにいくのです。今ガソリンに2、…

必要なのに物がなかったらどうですか? インフレです。誰でも欲しければ買いにいくのです。今ガソリンに2、3時間待ちの列が作られていますが、仮にこれが値段の制限がなかったらどうでしょうか? 必要なら1リットル200円でも300円でも買うのではないですか?
新日鉄は今、原料の調達に苦しんでいます。鉄を作る原料である鉄鉱石と原料炭の値段が高騰しているのです。1トンの鉄を作るのに鉄鉱石1.5トン、原料炭 0.8トン必要なのですが、この鉄鉱石は前年比40%高、原料炭は65%高で資源メジャーと契約しました。当然新日鉄も鉄の価格を4月からは値上げの構え です。値上げしなければ自分のところが持ちません。これは一例ですが、現在世界中で資源価格が高騰しています。
そしてこれから日本は膨大なインフラ整備が必要なわけですが、このインフラ整備に使うのは何でしょうか? 鉄です、銅です。まさに今、新興国は急激な発展 をして資源の値段がロケットのように上がってきている。地震を契機としてこれらの資源をこれから爆発的に必要とするのが日本なのです。鉄が高いからって道 路や鉄道、港湾の整備を後回しにすることができますか? 今、ガソリンを並んで必要とするように、どうしてもこれらの資源、鉄や銅は必要なのです。地震 後、数日は経済の悪化を懸念して世界的に商品相場は下がりましたが、もうすでに日本の需要を見越してじりじりと上昇が始まりました。

に引用してます。その他にも農作物や魚介類も東北地方は産地ですから品不足になるでしょう。つまり「需要>供給」です。だからインフレになる事は充分考えられます。多くの方にとって(消費者として)お金がかかる様になるわけです。この想定が確実か?といえば、かなり確度は高いと思われます。そこで昨日の様な記事になるのです。

さて、このような事態を想定しておくと(あまり好きではないですけど)「構え」が決まります。「皆さんのおかれてる状況により違いがありすぎるので」ここではあえて記載しませんが、「構え」を準備することをおすすめします。インフレになれば基本的にはモノやサービスを手に入れるお金の相対的価値が下がります。だからといって不要なモノを購入しておくというのは違うでしょう。またはキャッシュではなく「投資・投機」もありえますが、世界の動向からすると「素人」には難しい局面かも知れませんね。オイル、穀物、などメジャーな動きだけではなく、世界中が複雑に絡み合っている現在「最終的には自己責任」と言わざるをえません。そして、最も気遣うのは、震災のストレス、あるいは直接的なダメージ、原発事故の不安、インフレといったネガティブな情報で「過敏に反応する社会不安」です。

皆様お一人お一人が「右往左往することのないように、日頃からグランディング(地に足をつける生き方)を実践」されることを強くお薦めします。

立って半畳、寝て一畳、天下とっても二合半

ではでは、

Enjoy your life!!

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